小屋入りに寄せて/柴田
柴田です。
明日から小屋入りです。(2018/03/18 23:09:09)
今回のブログの目標は、日付を越えないことです。頑張ります。
今日は最終通しでした。今日は学館が休館日で、別のところでやったのですが、その時に使った小道具を家に持ち帰ることになりました。その小道具を持ち帰る最中、通りすがりの人にすごく見られました。中には「×××(その小道具の名称)」って囁いてる人もいました。なかなか恥ずかしいというか、なんというか。あ、でもその小道具のおかげで、今日はまっすぐ家に帰宅しました。散財せずに済みました。節約したい方にはオススメです。なんの小道具かは、ぜひ公演をご覧になって想像してください!もしくは役者挨拶の時間に聞いていただければ誠心誠意お答え致します。どなたでも大歓迎です!!!
この一週間で、どんどん面白くなっていって、いい感じになった!と思ったら、もう小屋入り。早いですねぇ。。光陰矢の如しとは言いますが、月日が経つのがあっという間で、ほんとに楽しい日々でした。自分は、この座組がほんとに好きでした。何をやっても許してくれて、ほんと甘やかされてました。なんか、自分の所属する団体では見せない顔をずっとしてた気がします。過去形だけど、まだ終わってないです。
このブログもあと1回書けるか書けないかで終わっちゃうなんて、悲しいです。自分こういうの大好きなんですよ。見るのも書くのも。つれづれぐさ~みたいな。たいしたことは書けないんですけど。新歓期とかこういうの遡れるとこまで遡っちゃう、ストーカー気質なんで。
このブログを通して、自分はどんなふうに映っていますか??
笑顔でのりきろうとする人、頭がいい人、目が離せない人、あざとく生きようとする人、それを言っちゃう時点でただのバカな人、漢文を白文で読む人、男性のアキレス腱フェチな人、セサミストリート。
人によって答えは違うと思います。おそらくどれも私ではあるけれど、どれもそれだけじゃ私を作るには足りません。必要条件、十分条件、どっちかじゃないんです。どっちじゃないかはわからなくなりました。助けてください。
かといって、それぞれの人の私のイメージを合成したところで、おそらく、柴田大河のイデアには到達しないと思います。でもなんか、しょうがない気がしてきました。
2個前のブログで、共感はできても同感が出来ないから相談とかやだ!てか自分がしたくない!!!みたいなこと言ってたんですけど、それの根底にあるものって、おそらく、自分をちゃんと見て欲しかったんです。でも、そんなの難しいですよね。わかりきることなんて、不可能に近いことだから。
でも、この作品を作っていくうちに、なんか、自分を見当違いでも見てくれている人って沢山いるんだなって。ある人の心の中に私であり私でないものがちゃんと存在しているんだな。って思えるようになってきて、それだけでありがたいことだなって思いました。
だからといって、自分の悩みを人に相談するかと言われたら、しないと思うんですけど少しだけ救われた気がするというか、ちょっと気持ちが楽になりました。この作品に出会えたことに感謝です。
しんみりしたこと言ったけどまだ終わってません!!!むしろこれから始まります!!!みなさんにお届けするまでに、さらにレベルアップさせていこうと思います。そして少しでも、みなさんの心の中になにか残れば幸いです。
本日から小屋入りです。(2018/03/19 00:00:21)
ぜひ見に来てください!
アルプスとリビングの予約フォームです!
↓
http://ticket.corich.jp/apply/89971/007/ (柴田大河扱い)
他己紹介/伊藤
伊藤鴎です。
他己紹介します。
八杉美月(早稲田大学演劇倶楽部)
主宰です。最近、どういうわけか物理的にめちゃくちゃ軽そうです。以前にも増して軽そうです。上からつまめそうです。痩せた、とかではなく、ただただ軽そうです。春一番には飛ばされそう、というより、ニヤニヤしながら乗っかってそうです。いつもぴょこぴょこしています。カフェオレが好きです。よく財布を失くします。
鈴木香緒(早稲田大学演劇倶楽部)
ありとあらゆる管理をこなします。同期一同、頭があがりません。節約のため、ペットボトルを水筒として使用。なぜか容器とキャップはチグハグなことが多いです。パステルカラーが似合います。Aマッソのファン。新人訓練で目をかっぴらきすぎて、目が大きくなったそうです。目を大きくしたい女子、エンクラにカモン。
柴田大河(劇団木霊)
「あざとく生きていく」が人生の指針。こいつなら問題ねえという相手には上から目線でボケてきます。とりあえず笑っておけばなんとかなると思っている、ぽいし、実際なんとかなっているので一生勝てる気がしません。稽古場に来るファッションが不審者。男性のアキレス腱フェチだそうです。漢文を白文で読めます。セサミストリートにいそうです。
箕西祥樹(劇団木霊)
いつもやれやれしています。村上春樹ばりにやれやれしています。でも、村上春樹より、いやみなく、朗らかにやれやれしています。要するに、箕西くんは村上春樹よりやれやれするのが上手いです。RADWIMPS野田洋次郎のツイートをよくふぁぼっているらしく、私のTLによく流れてきます。恥ずかしかったら、新機能のブックマークを活用したらいいと思います。
小原春日(劇団くるめるシアター)
趣味:仕込み。特技:バラシ。好きな食べ物:平台。正義の味方、プロンプマン。小道具イケメン。いい声芸人です。稽古中、鏡越しによく目が合います。私のこと好きなんでしょうか。「一般人」とプリントされたTシャツをよく着ていますが、どういう気持ちで着ているのかは謎。彼の前で中国語の話をしてはいけません。(意味深)
東京ドム子(劇団森)
仕事人。飛び出すアイディアすべてが面白く、どんな発注にも正確に応えます。困ったときのドム子さん。私物のがま口型ポシェットを私が褒めて以来、使ってくれません。淋しい…。サイズのちっちゃなスマホを使用。エレクトリカルパレードを流しながら生前葬するのが夢だそうです。会場は東京ドーム。名前の由来だそうです。参列するのが楽しみです。
平野光代(早稲田大学演劇倶楽部)
頭はいいのに、その結論に至ったまでの経緯をちゃんと説明しないせいで「天然」と揶揄されがち。観劇中、苦手なR18シーンなどがあると、目をつぶってしまい、そのまま寝てしまうことがあるそうです。か、かわいい…。声がばかデカいので彼女の雄叫びを聴くと皆、鼓膜が死にます。テロです。一人称「ウチ」。育ちがいいです。
明後日から小屋入りです。
がんばります。
【ご予約】伊藤鴎扱い
http://ticket.corich.jp/stage/admin/login.php?id=89971
間違えたテンション/平野
いやー公演まであと1週間って実感ありません!演劇倶楽部所属の平野光代です。
テストの1週間前だと、今から用語とか覚えようかなって本腰を入れる段階ですね。
まあ、人によりけりだから、そこら辺は共有出来ないですけどね!
いやーテンション上がってます↑↑
アドレナリン出まくりですね!
稽古は日々進化し続けています!みんなのテンションが高いことが肌で実感できます。1週間でこの作品がどこまで辿りつくのか楽しみです。あ、なんか外野目線みたいな言い方になってしまいましたが、内側から盛り上げていく所存です。
さて、最近の私はテンションを勘違いしているのかもしれないって思い始めています。
唐突に始まっていますが続けます!
今まで、1番テンションが上がる時を聞かれて答えていたのが
もうあと寝るだけだわって感じる時
だったんですよ。
中途半端に手をつけたままだったり見て見ぬ振りして明日にまわそうと思ってることとかあっても、よし!もう寝よう!って寝ちゃう時があって
そう思ってお布団に入ってから本格的に寝ようと思うまでが、もうわくわくしています。
本格的に思うまでってなんだよって感じですが、眠りにつくには、まだはやいかなと自分で睡眠を防いでいる期間のことです。
スパンは短いんですけど、何してもいい時間というか、もう寝ているから体を十分に使うってことはないんだけど、頭は何を想ってもいい時間っていう気がして心ゆくまで楽しめます。
これをしているから寝つきが悪いんでしょうね。
なおす気はさらさらないですけど笑
で、これを人から聞かれた時に答えていたら
「…へ?」
って返されることが多くて
私とあなたは違うもんね!では済まされない雰囲気の疑問符が多くの人の頭上に見えて、
こちらとしても
「…へ?」
あら、間違えた?え、こういった類いの質問に正解とかあると思っていなかったのに、三角形の内角の和を240°って言った後みたいな空気感。何これ?
と、一瞬で感じ取って目だけで会話する時間がつくられていくんですよね。
だからテンションが上がるっていう言葉を誤解しているんだなと思ったんです!
テンションが上がるって
体が激しく動いていて、声も自然と大きくなっていて、理性よりも感情とか本能のままに動いている状態のことを指すのかなと
周りの人の答えの共通点から導きました。
そう考えてみると寝る前のひとときは
体はほとんど動かさないし、声は全く出さないし、全部脳内で考えていることだし
ひとつも当てはまりません!!
寝る前のひとときはテンションの上がる時ではなかったんです!
じゃあ寝る前のひとときはなんだったんだよって感じですが、なんなのかさっぱりです。あのわくわく感をすぐに別のカテゴリーに入れられるとも思っていません。
分かったことは、テンションが高い時はどうやらその感情の起伏の高さが自分ですらついていけなくなる!!!ということ。
そんな自分は自分ではないような気がして少し怖いし恥ずかしいです。けど、怖いもの見たさでちょっと見てみたい気もします。
テンションについてはまだまだ考え始めたばかりで分からないですが、テンションを上手く調節して公演までの1週間も過ごしたいものです。
目標や希望をやたら外野目線で言って
当事者になりたくない、というか当事者の辛さを背負いたくないという弱さが見えています。
…アドレナリン全開で頑張ります!
アドレナリンの言葉の使い方も間違っていたら、もうショックです。
別に死なないけど!
せめてあと1週間は!!
(平野光代扱い予約フォーム)
http://ticket.corich.jp/apply/89971/004/
がさがさと
音楽っていいよね/箕西
こんばんは。
ミノニシです。
やらなければならないことをすっかり忘れていて、しかもウォークマンを小道具の保管場所に忘れてしまい、自分の忘れっぽさに頭を抱えながら、ちょっと、いや、けっこう、ブルーな気持ちで、このブログを書、いています🍕
夜音楽を聴けないなんて。
音楽ってほんと大事ですよね
どう大事かって上手く言えんけどなくなったらって考えるとおっそろしいものです。
音楽に助けられたことってありますでしょう?
そんな体験したことないって人もいるかもしれないけどやっぱ多くの人がお世話になってると思います。
RADWIMPSって知ってますか?
そうです君の名は。の音楽を手がけたあの。
僕の1番好きなアーティストなんですけれども、
彼らがこの前発表したニューシングルの名前が、「Mountain Top/Shape Of Miracle」なんですよ。
Mountain Topですよ。
発売日くらいに改めてタイミングすげえ!と思って思わず買っちゃいました。¥1,000安い!
いい曲。いい曲なんですよ。いい曲いっぱいあるんですよ。君の名は。の曲しか知らん人ってけっこういると思うんですけど色んな曲聴いてみてほしいなって思います。
まあまあタイミングもタイミングだし実際聴いてみたらどうでしょうかってことでリンクえい
http://ticket.corich.jp/apply/89971/009/
間違えちった僕の予約フォームでした
ホンモノはこっち
ちょっと話戻りまして、音楽が人を助けるみたいな
RADWIMPSって、2012年から毎年3/11にYouTubeに楽曲をアップしてるんです。音源はYouTubeのみでCDとかそういう商業化されない曲が5曲あるんです。去年はなかったんですが、今年はまた楽曲を製作していたようでして。アップロードはされていませんが。ボーカルの野田洋次郎さんがそんな内容のツイートをしていて色々と考えました。
野田さん本人もブログでつづっていましたが、特定の日のために曲を作るってどうなんでしょう。
僕自身がいた場所もけっこうゆれました。小さい津波の可能性もありました。一晩中停電していて不安な夜でした。でも意味のわからない光景を目にしたのはTVのスクリーン越しでした。当事者ではないんだなって。忘れられない嫌な記憶なことに違いはありませんが、少し遠く感じました。
結局近いか遠いかによるところが大きいじゃないですか。世界を見渡せば消されたり脅かされたりしてる命なんて溢れるほどあるでしょう。自分の身に振りかかれば悲劇でも地球の裏側なら知らん顔。と言うより知る由もない。どうしようもない。
それがなんかすごく悲しいんです。
全部の命に思いを寄せることなんてまあ考えるまでもなく無理なんですけど悔しいとかそんな次元じゃないけどすごく傲慢だと思うけどどこか悲しみみたいなものを感じるんです。
1つの出来事だけを特別扱いするのが気持ち悪くて全てに目を向けようとするけどそれはただの理想。ならせめて幸運続きの自分の人生を感謝の気持ちを持って精一杯生き抜いてやろうって思って生きるしかないじゃないですか。
一連の曲を聴きながらそんなことを考えちゃいます。他にも色んなところで色んなことが起きてるのにって。
RADWIMPSの方々も複雑なのかもしれません。疑問を感じながらやってるところもあるかもしれません。であれば、特定の日に特定の人にと言うより特定の日を起点にすべての人にと解釈した方がいいのかなと思います。色々考え悩みつつも様々な気持ちや思いを曲に込めて発信する姿はほんとにかっこいいです。
まあアーティストはみんなそうでしょうし全部僕の想像なんでほんとのことはわからないんですけどね
それでも一連の曲は強いメッセージ性があると言うか。独特のなんとも言えない、ならではの哀しさとかやるせなさとか滲み出てる曲ばかりで。楽しくはない。いい曲だと思います。ごちゃごちゃ考えた結果頑張ろうって気持ちにもなれましたし。
やっぱ音楽って偉大
ちなみにアップロード順に、白日、ブリキ、カイコ、あいとわ、春灯の5曲です。リンクは貼りませんが気になった人はYouTubeで聴いてみて下さい。
少しは稽古場にも触れないと。
稽古場でもジャンジャカ音楽が流れています。稽古の始まりに音楽流してみんな暴れ狂ってテンションぶち上げるのは日課みたいなもんです。
やっぱ無音と比べると上がり方が違うんですよ
音楽ないと生きていけないなあ
「アルプスとリビング」ではどんな音楽が流れるんでしょうね。
ごめんなさい、書きながら寝落ちして、起きたら夜が明けていたのでこんな時間になってしまいました。おはようございます。今日も1日頑張って生きましょう。わーい。
結局長くなっちった
3/12のブログでした!バイバイ!
http://ticket.corich.jp/apply/89971/009/
↑2回目の予約フォーム
最後になりますが、言及すべきでは無いことも書いてしまいました。公演や演劇倶楽部さんとはなんの関係もございません。僕が勝手に書きました。決して軽く捉えているわけではありません。不快に感じた方がいらっしゃいましたらしっかりと謝罪します。お申し付け下さい。
白ご飯とわかめスープ/柴田
柴田大河です。まずは褒めちぎろうと思います。媚びてるわけじゃないです。
稽古してて毎日思うのが、エンクラの4人がすごいってこと、いや、なんかホントすごいんですよ、よくそんなこと思いつくなって。そして、それぞれの意見に対して違うと思った時にはちゃんと言うし、みんなそれぞれ考えてるし、なんか、信じ合えてる、みたいな、そんな感じがするんです。
同期っていいですよね。なんか、他の人とは違う何かがある気がして。そしてまた4人って数もいいですよね。責任の重さというか、そういうものが分割されている且つそれぞれの重さがちょうどいいというか。いてほしいって思うし思ってもらえる感じがしますよね。自分も高校の時の部活の同期は3人しかいなくて。周りの力を借りながらだけど、なんとかやってるぞ!!って思います。
同期が他の人と違うところって、きっと、それぞれの欠点や苦労した姿を、お互いにわかってるところにあると思うんです。秘密の共有、みたいな。きっと10年付き合った恋人とか、老夫婦とか、そんな感じなんでしょうね。夢見すぎですかね。
でも高校時代や大学時代の同期って、割と期限的なものになってしまいそうで、少し寂しい気もします。確かに同じ時間はすごしたんですけど、その後のその人は自分の知らない姿をしてるんだろうなーとか。どんなふうに変わったんだろう。見てみたい気もするけど、それを見てしまった時、なにか変わってしまう気がして見たいくないとか。いやきっと会って話したら、昔と変わらないその人はいるんだろうけど、近いところにいた人がちょっと自分の世界の中から離れてく気がして、引き止めたいけど、引き止めたくないみたいな、ごちゃごちゃな気持ちが存在してると思います。
なんだろう、何書きたくなったかわかんないし、ご飯が冷めて、ちょっと悲しくなりました。ご飯は温かいうちに食べたいですね。
アルプスとリビング、予約フォームです!ぜひ見に来てください!!
http://ticket.corich.jp/apply/89971/007/ (柴田扱い)
夏の即身仏/伊藤
伊藤鴎です。
ミミズの話します。
私、最近気づいたんですよ…
ミミズ、かっこいい…
ミミズは、
身体に散在する微小な視細胞によって、僅かな光の気配を感知しながら、生きているそうです。ちなみに皮膚呼吸。(Wikipediaより)
視覚が殆どなければ、聴覚もない。
嗅覚もなければ、味覚もない。
触覚もあるのか、ないのか微妙なところ。
要するに、彼ら、
なんか…なんとなくだけど…こうな気がする…という勘だけで生きてるんですよ…
やばい…
や、わかるよ。
いるじゃん、他にもそういう生き物。ミジンコとかアメーバとか。
でも、ミミズ、わりとデカいじゃん…
そのボディでなんとなく勘で生きようとするの、だいぶ攻めてるよ…
『我、信ずる限り、光、我を導かん-。』
(by mimizu)
これほどまでに、達観した、詩人のような生き物が未だかつていましたか…
ミミズ…やばい…
しかも、ミミズの卵の産み方がもうとにかく謎すぎる。なんかミミズって絆創膏みたいのついてるじゃないですか。あれ環帯っていうらしいんですけど、あそこが一応生殖器官だそうで。
卵を産むときには、その絆創膏みたいのをこう、頭の方に徐々に首輪を脱ぐみたいにするらしいんです。
え、でも、どういうこと…アンパンマンの顔的なことなの…よくわからない…謎は深まるばかり…
十字架背負いすぎだよ、ミミズ。
おまけに雌雄同体なところとか、本当、ファンの期待を裏切りません。ジェンダー的にも興味深いですね。
…自給自足が過ぎるよ。
君はいいのか、それで…
夏によく、アスファルトのうえで死んでるミミズいるじゃないですか。
君、馬鹿なの?死ぬよ?大人しく土のなかにいなさいよ。って思うけど、ミミズは意識が高いので、このへんの土はもう耕し尽くした。
だから、別の土地を耕しにいかねばならぬ、とか言い出して、別の土に移動している間に夜が明けて、日が照ってきて、あ、やべ、なんか身体ジュージューいってる…あ、死ぬわ、どんまい…的なノリでアスファルトの上で死んでるらしいんですよ。
禅を極めすぎでは…
そもそも土を耕して君になんの得があるんだミミズ。土耕すのがマイブームってだいぶやばいよ、ミミズ。それ絶対自己紹介で言わない方がいいやつだよ…
まあ、夏に路上で死んでる原因はそれだけではなく、ミミズが雨水などで息苦しくなって、地上に這い出てしまうのが理由ということも多いそうなんですが。
そんなこんなで、ミミズは地上で生き絶えているそうなんです。
そして、やがては人間に踏まれて、焦げて、別の姿で土に還っていく。
でも、私もちょっとだけ、気持ちわかるかもしれません…
なんていうか、日頃生きていて、自分がいま何処にいて、何してるのかもわからなくなってしまって、ただ漠然と、でも確実に、喉元が苦しくなってしまっていることあるじゃないですか。騙し騙し言い聞かせながら、自分のなかに溜め込んでいるものが、自分の首を締めてしまうこと。ああ、息苦しいなって思うけれど、周りはジメジメした暗闇で、でも今の自分はここにいることしか出来なくて、不甲斐ないなって。それで微かに漏れてくる光の気配を信じて、一縷の希望を胸に、縋り付くように這い出ると、自分のなかにかろうじて残っていた潤いが、これだけは汚してはいけないと大切にしまいこんでいた良心が、たちまち蒸発して、焦がされて、踏みにじられてしまうようなこと。
そう、あなたも私もミミズなんですよ…。
現代という土壌を生きる哀しいミミズ…。
干からびたくなければ、予約しましょう。
あなたの心に潤いをもたらす演劇です。
【ご予約】
http://ticket.corich.jp/apply/89971/006/