『アルプスとリビング』

早稲田大学演劇倶楽部第32期新人企画

休憩の様子をお届けします/鈴木

【昨日3/9の夜ごはん休憩のとある20分間】

 

 (鈴木が録音開始のボタンを押す)

 

(鈴木トイレから稽古場に帰ってくる。稽古場には柴田、八杉、平野がいる)

 

 

八杉 かおちゃんはさ、カレーに何の肉入れる?
鈴木 えー?んー、わー、んー、…やっぱ、豚かな…結局ね
八杉 あー、そっかー
鈴木 …あー、でもやっぱりひき肉かも
八杉 あー、キーマカレーみたいなね
鈴木 そうそう


柴田 この間さ、ホワイトシチュー作ってた時に、あれ?何の肉だっけ、と思ってさ、とりあえず豚も鶏も両方入れたよね

一同 (笑)

平野 肉ばっかじゃん

八杉 両方入れるってある?

柴田 とりあえずいいやー、と思って
八杉 贅沢かよ (笑)

 

 

(箕西コンビニから帰ってくる、冷凍食品の牛カルビ焼きだけを買ってきている。カバンからお弁当箱を取り出す)

 

 

箕西 今日は米だけ持ってきた
柴田 え?炊いてないやつ?
箕西 炊いてるよ
一同 (笑)
平野 一粒づつ食べるのね (笑)
八杉 炊くところからやるのね (笑)

 


八杉 え、それでおかずだけ買ってきたってこと?めちゃくちゃよくない?

箕西 そう。っていうことに昨日気づいたんだよ

八杉 すごいそれいいじゃん


柴田 え、でもさ、米を炊くために炊飯器がいるでしょ?後でお弁当洗わなくちゃいけないでしょ?
箕西 うーん、まあね
鈴木 すごいマイナスなこと言うじゃん
柴田 めんどくさくない?
箕西 それね、それ考えたらだめだよ

 

平野 自分でお弁当持ってくる男の子ってすごいよね
八杉 いいよね

 

柴田 え、なんか米持ってくるならそれ(おかず)も、じぶんで作れよって思う。牛カルビ焼きくらいなら
箕西 まあ、確かにそれはそうね

八杉 まあでも米はストックしておけるからいいじゃん、冷凍とかしてさ
柴田 だって牛カルビ焼きなら、牛とカルビを焼けばいいだけだよ
箕西 うるせえ、うるせえ、なんだよ、文句ばっかり言いやがって


柴田 米炊く時間あるなら、フライパン温めるだけだしいけるだろ
箕西 朝からそんな時間ねえよ。俺が好きなように生きたらいいだろ、俺の人生なんだからよ
柴田 まーね、自分はそれやらないよ、ってことね

 

 

 

 

(鈴木、八杉がコンビニのカレーを食べてるのに気づく)

 

 

 

鈴木 あ、それでさっきカレーのはなししてたのか。あー、なんかさ、私コンビニのカレーが嫌なのはさ、ご飯がやたら固くない?
八杉 いや、これね、ドリア
鈴木 あ、、なるほどね
八杉 すごいおいしい。いつもね、なんか美味しそうだなと思ってたんだけど、今日は、お金を使っておいしいもの食べる!と思ってね、買った。498円。
鈴木 あー、高いね

 

 

八杉 (わざとらしく)これはね、「銀座デリー」監修だからね。「銀座デリー」が監修してるからねやっぱり。美味しいよね。さすがだよ
鈴木 あー、なるほどね、「銀座デリー」かー、あそこ、おいしーよね
八杉 「銀座デリー」でしょ。「銀座デリー」だからねカレーはやっぱ

一同 (クスクス)


八杉 ね、てか「銀座デリー」ってダサくない、「東京ニューヨーク」みたいなことでしょ
一同 (笑)
柴田鈴木 たしかに

 

 

 

 

箕西 んー、これ(牛カルビ焼き)結構いっぱい入ってるわ
八杉 それいくら?
箕西 300円。
八杉 あーー、まあでもいいよね

 

 


柴田 え、?カルビしか入ってないの?野菜とかは?
鈴木八杉 (クスクス)また文句言うじゃん
柴田 ほらだって普通野菜の付け合わせくらいあるじゃん
箕西 いやないだろ
柴田 肉に野菜くらいあるじゃん
箕西 いやね、レンジでチンするやつだから、これ。野菜とかしなしなになっちゃうでしょ
柴田 ほら生姜焼きにちょっと野菜もありますよ、みたいなノリでさ
一同 (笑)

 


八杉 二人とも会話になってないじゃん
鈴木 それをさ、(柴田が)裂けるチーズ食べながら言ってるからさ
八杉 散々、人のご飯に文句言っといて、チーズだけ食べてるっていう(笑)説得力ないわ(笑)
鈴木 栄養偏ってんじゃん
柴田 乳製品大事だから
八杉 (柴田は箕西のご飯を)妬んでるのか(笑)

 

 


箕西 まあ、チーズはうまいよな
柴田 うん、大好き。
箕西 新訓(注:去年の夏の厳しいトレーニング期間のこと)の時ずっと食ってた
柴田 新訓の時はたまごボーロ食ってた
八杉 (笑)
鈴木 なんで(笑)まあおいしいけど、あれすぐとけるじゃん(笑)
柴田 じぶん小麦粉食べた後に運動ができないからさ
鈴木 あー、それはわかる
柴田 だから、なんも食えなくて、でも米は食べたくなくて、ゼリーも飽きた、から、行き着いた先がたまごボーロ
一同 (笑)

 

 

 

(3分ほどご飯を食べる音とともに沈黙)

 

 

 


箕西 コンビニで24時間、飽きるほど肉が食えるって幸せだよな
柴田 えー、それなら俺は
箕西 また反論するのかよ、お前は。反論しかしねーじゃねーか
柴田 スーパーで肉買って、好きな人と食べる
一同 (笑)

 

 


箕西 まあ、そうだけどさ。俺はアフリカの子供達は…的なことを言いたかったの
八杉 (笑)(笑)

 


箕西 俺すごい地球儀見ると思うんだけどさ、こうやってさ、この(地球儀を指差して)国にも人が住んでるわけじゃん。まあね、だから、ああ、いるんだなって思うよね
鈴木 あ、なんかさ、体育館にいると宇宙のことを考えちゃうみたいなことね
箕西 へ?
八杉 体育館?ん?どゆこと?
鈴木 体育館ってつまんないじゃん、だいたい。生徒指導とかさ
八杉 ああー、うんうん
鈴木 その時にさ、先生の話聞きながら、「ここに馬鹿でかい空間があるけど、宇宙から見たらなんだこれ?小さすぎ。なんだこの空間は?」って思うんだよね
八杉 あー、なんかそういう(体育館にいてつまらない)時に何考えるかは個性が出るよね
鈴木 あー、そっか

 

 


八杉 私はさ、卒業式の時とかはさ、体育館の二階あるじゃん、ベランダみたいな見下ろせるところ
鈴木 うんうん
八杉 そこから包囲されるっていう妄想をするの。なんかね、変なかぶりものをした人たちに包囲されるの。銃とかもこうやって
鈴木 (笑)

柴田 あーわかるわかる
八杉 わかる?!
柴田 うん。自分は椅子の下とかに潜るけど、誰にも気づかれないうちに殺されるんだろうな、って思う
八杉 あー、うんそうそうそう
鈴木 へえー
箕西 俺はなんも考えないで寝てる
一同 (笑)

 

 

(卒業式がいかにつまらないかの話をする)

(高校のはなしになる)

 


(稽古場の外から楽しそうなグループが笑いあっている声が聞こえるくらい静かな時間が続く)

 

 

 

 

(これ以上面白いことは起こらなさそうだと察した鈴木が録音停止ボタンを押す音)

 

 

 (心の声:

っしゃーーーーー!やっとーー終わった!文字起こし!軽い気持ちで始めるんじゃなかったわ!わたしは「一同 (笑)」っていうのを書きたかっただけなの!!!三時間かかったわ!!ていうか、長いわりに、ぜんぜんおもしろくなくない?なにも起こらないじゃん!!これ!もっとおもしろい話しろよ!!録音を10回くらい聞き返して文字に起こしても何の意味もない!!誰が読むんだよ!!!途中で飽きてミニストップに牛カルビ弁当買いに行ったわ!!498円だったわ!!高いしさ!!おいしかったけどさ!!おしまい!!!!)

 

 

 ※小原欠席、ドム子早抜け、伊藤外出中でした。会話に入ってないのは無視してたわけじゃないよ。


以上、エンクラ32期すずきかおでした。

オアシス/平野

「あなたは今リラックスしています。どこにいますか?」

 

っていう質問をテレビで見ました。

その先を見ていないから、これが心理テストだったのか催眠術をかけている最中だったのかは分かりません。

この答えが何に繋がるのかは分からないんですけど、小学5年生でこの質問を見てから大学1年生が終わろうとする今まで時々思い出しては自分の答えを探していました。

 

で、最近これだっていう答えを見つけました。

 

 

私の答えは自宅のトイレの個室です。

 

 

あ!汚い話をしたい訳じゃないので食事とかしてる場合は続けて下さい。問題ないです。

 

思いついてすぐに、リラックス出来る場所が自宅のトイレの個室の中ってなんだよ!って自分でつっこんでしまいましたが、それ以上の答えが見つかりませんでした。

 

本読んだり、携帯みたり、ストレッチしたり…

なんだかんだ4時間ほど個室に籠っていたこともありました。どんだけ暇人なんですかね笑

家族はきっと心配していたでしょうね。こうゆう時に何してたか聞いたり急かしたり怒ったりされると私が不機嫌になることを知っているので母は何も聞いてこなかったです。家族には感謝です。

 

※話が飛びました。

 

公共のトイレの個室では落ち着かなくて特に慣れない場所のトイレでは早く出てしまいます。でも自宅では暇つぶしのためだけにトイレにとりあえず入るってことがあります。

 

もはや行きつけである自宅のトイレの個室の魅力はなんなのか?

一言で表すなら、プライベートの空間

ですね。

 

トイレの個室は、他の部屋に比べて人が勝手に入って来る可能性が低いし、トイレから外に出た世界も自宅なのでいたとしても家族だけです。いつものトイレがそこに在るから、安心して入れるし、安心して外に出られます。

 

すぐ外の世界にいる家族は、家族だから安心は安心なのですが、家族といっても他人は他人なんですよね。

気がつくと、私は、私が家族に対して見せている姿しか家族の前で出していません。他の人に対してもそうです。無意識の内に意識しています。

 

一人暮らしでは、また勝手が違うのでしょうが、実家暮らしの私からすると完全なプライベート空間は自宅のトイレの中にこそ在るのだと気がつきました。

 

またトイレが排泄する場所であるという性質上、嫌な気持ちとかもその場所に行くだけで一緒に浄化してくれるんじゃないかと割と本気で信じています。

嘔吐したいときや腹痛が来たらトイレに行くよう促す

みたいな感じで、気持ちの整理がつかないときは一旦トイレに行こうってしちゃいます。

何かあったらトイレに行けば解決するみたいな構造が自分の中で作られているんですね!

 

リラックスできる自宅のトイレの個室は、

私にとって

行きつけの空間であると同時にかかりつけの空間でもある。

 

 

 

…自分の話しかしていません。最後かっこよさげにしても取り返しはつきません。

でも、この前担当した時にみんなの話をしたから許してほしいです。

 

…稽古場でこんな話はしていません。 

でも、私はこの稽古期間に、ふとこの問いを考えていました。

リラックス出来る場所はどこなのか?私はアルプスでもなければリビングでもないんだけれど、それぞれ惜しい気はしていています。

どっちもニアピンなんだけど正解ではなくて。

全然違う場所なのに私にとってはどちらもリラックスするには微妙に何かが足りなくて何かが多い。

 

アルプスやリビングを私のオアシスだ

と感じるまでには、まだまだ時間がかかりそうです。

もしオアシスだと思えた時があれば、トイレでは感じられなかった

ぬくもりがあればいいな!

 

おしまい

 

(平野扱い予約フォーム)

http://ticket.corich.jp/apply/89971/004/

普通の食欲/ヤスギ

ヤスギです。早いもので、2週間後にはもう小屋入りしているそうです。

 

さっき、小屋入りまでの2週間という時間を、コンビニのパンの棚の前で、メロンパンを食べるかつぶあんぱんを食べるかこしあんぱんを食べるかで延々悩むことで浪費しておりましたら、スーツを着た男の人が、風のようにやってきて、瞬時にパンを選んで颯爽とレジに並んで行かれました。彼の手にはしっかりとたまご蒸しパンが握られていました。

 

 

これだ、と思いました。

 

何が、これだ、なのかはいまいちよくわかりません。

 

けどなんか、これだ、っていう感じがしました。

 

たまご蒸しパンは甘いです。想像の20倍くらいの糖度です。最初の3口くらいは「なんだこの美味しさは、毎日食べたい」と思えるのですが、食べ進めるうちに飽きてきて、「もうあと1年くらいは食べなくていいや」と思います。そして3か月後くらいに「あと1年くらいは食べなくていいや」と思ったことを忘れてまた食べます。そして、「わ、美味しい」と思った3口後に「あと1年くらいは食べなくていいや」と思います。

あれは1年に一度食べる系の食べ物です。例えばなんかそういう、なんかの節句、みたいな日に、「よーし、今日は、なんとかの節句、だから、たまご蒸しパンを、食べよう」みたいな、そういう系の食べ物です。恵方巻きみたいな。ひなあられみたいな。

私は節分に恵方巻き、食べません。恵方巻きも食べてる途中で飽きます。長いから。今年の節分は南南東を向いて、無言で、恵方巻きの代わりにバナナを食べました。バナナは恵方巻きよりは短いので。

 

いや、彼は間違いありません、あの決断の速さはきっとたまご蒸しパンを毎日食べている人です。信じられない。「よし、今日もたまご蒸しパンを食べよう」の速さです。コンビニに入って脇目も振らずパンの棚へ向かい、脇目でたまご蒸しパンの位置を確認すると、蒸しパンを目視せず掴み取り、流れるようにレジへ。芸術点がすごい。あの糖分を一挙に摂取して「また明日も食べよう」と思える精神力。体力。

 

この人との邂逅ののち、私はまた自分の食べたいパンを探します。全然食べる気無いのにおにぎりの棚とかも一応見ます。結局今日はメロンパンにしました。レジに並びながら「そんなに食べたく無い気もする」と思いました。優柔不断です。コンビニにいるときは常に自分の食欲が満たされる時のイメージで頭がいっぱいです。しょっぱいものか甘いものか、炭水化物かタンパク質か、あったかいものか冷たいものか。コンビニの棚をくまなく見つめながら、自分と相談します。食べ物じゃない棚も一応見ます。蛍光ペンとか、封筒とかコピー用紙とかの棚です。

 

だからコンビニに入る前から自分の食べたいものがわかっている人、ましてそれがたまご蒸しパンの人。異文化人です。やっぱり面白い人間関係とは異文化交流から始まりますよね。かといって私は別にその人に声をかけたりしません。私は普通の人なので。

 

ここでいきなり普通とか面白いとかの話をします。まず「普通ってなんなんだよ」っていうところから始まるのが普通だと思うのでそうします。普通っていうのは例えば、知らない人にはむやみに声をかけない、とか、わからないことがあったらgoogleで検索する、とか、チャーハンが好き、とかだと思います。でも例えば、チャーハンが好きな人の中でも、チャーハンが好きすぎて、チャーハンをおかずにしてご飯を食べる人がいたら、普通じゃないです。大体の人に面白い人って言われるタイプの人です。私は友達になってみたいです。私はそういう面白い人見ると大抵緊張します。

 

普通っていうのはだから、単純に、人間をいくつかに分類した時に、人数が多い部分に当てはまるっていう、それだけな気がします。チャーハンを好きな人はいっぱいいるから普通。チャーハンをおかずにしてご飯を食べる人はそんなにいないから面白い。当たり前ですかね?

面白いっていうのはだから、「これが好き」とか「これが嫌い」とかいう思いが高じて、独自の欲求に従って最大のパフォーマンスを発揮出来る形を探求できるっていうことなんでしょうか。ちょっと何言ってるかわかりません。俺はたまご蒸しパンが好きで毎日食べているから、なるべく短いタイムで、なるべく美しい身のこなしで、たまご蒸しパンを購入する。そうすることで俺の欲求は最大限満たされる。みたいなことですか?

 

 

 

一方私は、生まれてこの方、普通コンプレックスというのを抱えてきた人間で、自分が普通だと思われたくないっていう、面白い人になりたいっていう超普通の感性を持っています。でもやっぱりそう思ってる人は超いっぱいいるわけで、そこで終わらせたら超普通な人なので、よりコンプレックスです。面白い人になりたいっていう欲求に従って赴くままに、こう、なんか、こう、すればいいんでしょうか?

 

とか言いつつ私は最近、普通であることをやっと受け入れられるようになって、というか、普通、幸せだなって思います。だって人数が多いから。普通の人が生きやすい世の中です。まあ、生きやすいかと聞かれたら、「生きやすい!」とかいうのなんか悔しいから、難しい顔しますけどね。普通なので。

 

 

 

 

 

とかなんとかごちゃごちゃごちゃごちゃ言っておりましたがこれは稽古場ブログ。本日も楽しく、稽古しました。面白いとも言えるし普通とも言えるみんなを見て、ゲラゲラ笑いながら稽古できて幸せです。明日も楽しみです。

 

 

 

 

今、たまご蒸しパンの人が普通の人である可能性を見つけました。たまご蒸しパン、毎日食べてるわけじゃないかもしれません。私と同じように、一年に一回くらい食べたくなる人で、今日がそのなんかの節句だったかもしれない可能性、あります。

そしたら親近感わきます。なんか食べたくなってきたので明日はたまご蒸しパンを美しく購入したいと思います。おやすみなさい!!

 

 

 

3/6「大葉のアイデンティティ」

アルプスとリビングに出演させていただきます、東京ドム子と申します、よろしくお願いします。


突然ですが、なにか難しい理論を説明したり、教訓を伝えるときに慣習的に持ち出される、「なんちゃらのパラドックス/ジレンマ」みたいな話って面白いですよね。

例えば、ゲーム理論を説明するときの囚人のジレンマ!とか!


わたしも何かそういうのを生み出したくて思いついたのが、「大葉のアイデンティティ」です。


大葉って、大きい葉っぱって書きますけど、果たして、直径3メートルのオオオニバスとかと並んだときにも大葉は大葉としてのアイデンティティを保っていられるのでしょうか?

答えは否です。

人間もその上に乗ることができるといわれるオオオニバスに対し、刺身パックに申し訳程度に彩り担当として入れられるような、直径10センチ程度のペラ緑ですよ!

どちらが大きいかなんて一目瞭然。オオオニバスの隣では、大葉は、小葉になってしまうのです。

つまり、オオオニバスと並んだときに、大葉は、自己のアイデンティティを喪失してしまう、大きい、というアイデンティティを…。

この話から教訓として伝えられることは、自分の価値を、「他の人と比べて〇〇」といった他者優位性にのみに置くべきではない、ということです。

「ぼくは、あしがはやいです」って言われても、「え?ボルトより?」って話になってしまいますからね!

そうではなくて、「アニメが好きである」とか「勉強が好きである」といった自分の中で完結する十全型のアイデンティティが望ましいのです!

という教訓を伝えるための「大葉のアイデンティティ」。

みなさんも、話すことがなくなったら使ってみてください!


ちなみに、わたしのアイデンティティは足が速いことです。

小原春日

今日のブログ担当は劇団くるめるシアター所属、小原春日(おばらかすが)です。

今日は1回目の通しと、夜にスタッフさんとの顔合わせがございました。通しにはスタッフさんが美術、照明などのプランを立てるために見に来てくださるのですが…なにしろ人に見られてると思うと緊張してしまって、もう正直演技どころではありませんでした。反省です。

そう、それで人に見せるということを通して改めて感じたのですけれど。ワサワサしてゴチャゴチャした形を取れていないものを人様にお見せできないと思う自分と、その不定形で未熟な でもなんとも言えないすごいパワフルななにかをそのままさらけだしたがってる自分がいるなぁと。

なんだろう、ビルの建設現場の、あの無粋な鉄骨の塊?そこでトンカントンカンやってる その建設途中の風景が永遠に続いてもいいやんな!みたいな。でもまぁ実用性は微塵もないのだけれども、費用はかさむばっかりなのだけれど。サクラダファミリアは完成してないからこそサクラダファミリアなんだ!みたいな。建設途中がもう何百年と続いてるからこそのアレなんだ、みたいな。

まぁこの例えは微塵も僕の言いたいことを体現できていないんですけど。

シャンシャンってさ!いうて可愛くないよね!!!

目の周り黒いし!!!!

ギンギラギン/箕西

こんばんは。
劇団木霊65期1年代の箕西祥樹と申します。
はじめまして。


一昨日から演劇倶楽部32期の4人から他劇団メンバーにブログのバトンが渡りまして。

僕はその2番目でございやす。そして2人目の劇団木霊です。木霊の紹介はしません。気になった人は「劇団木霊」で検索してみてくださいな。



話変わりまして。僕の名前はみのにしよしきと読みます。珍しい名字ですよね。気に入ってます。祥樹もなんか漢字かっこいいし。親に感謝ですね。よしの字文字化けしてたらごめんなさい。


一昨日担当のしばたくんが最年少なら僕は最小といったところでしょうか。
錬金術マンガにこんなネタありましたね。まあみんなの正確な身長知らないんでほんとのことはわからないんですけどね!是非確かめに『アルプスとリビング』観に来て下さい!以上、自己紹介でした。





枕が長い。




さて、稽古場ブログということなので僕から見た稽古場についてつづりたいと思います。
やっと本題です



もう、なんか、上手く説明出来ないけど、みんなすげえんです。

ここまででお察しかもしれませんが僕はおバカです。もう座組一。話の要点がまとまんねえ。
そんな僕から見るとみんなすげえんです。



おもしろいアイデア色々持ってくるし頭のキレがよくておもしろいし問題への対応力も高くて結果おもしろいし表現の幅も広くておもしろい。


あれ…?自分………?あれ??みたいな感じで。気抜いたら自分とはって哲学初めて湘南で夕陽眺めそうになります。存在意義ッテナンダ??



冗談はさておき。
いや冗談じゃない部分もあるんですけどね。実際みんなに圧倒されて足りなさを実感して自分なんなんだろうなんて常に思ってますよ。こういう自分の引き出しの少なさとか頭の回転の遅さを突きつけられた時が一番、今までの人生を後悔するしやり直したいって思いますよね。



ここまででだいぶ自分に対するハードルを下げた感じになっていますか。これは良くない。保険かけて逃げてる場合じゃねえ!



あのですね、僕の意識は、自分なんなんだろう→伸び代いっぱいやったねというところに来れております。悲観的なフェーズは終わりました。稽古場はすげえ楽しいです。おもしろいみんなを見るのは楽しいです。けどこれじゃお客さん目線だ。おもしろいみんなと作品を作れることが楽しいです。楽しいんですよ。全部。人生。色々吸収して成長してやらあって気概を持って。いくぞ。おー。


そもそもみんなに食らいついていくぞって感じのこれ良くないね。そんな意識じゃ埋もれるぞ!自分!


なんか争おうとしてる感じに取れてそれもやだな
ギンギラギンに目を光らせてみたいなね
でも座組の皆様からの厳しい言葉はもう全然。糧。
いくらでも殴られられる。言葉で。物理的なアレはやめてね柴田



なにはともあれきっと本番の舞台に立つのはすげえ箕西なんで是非『アルプスとリビング』を観に来て下さい!ハードルぶち上げた!




自分のことばっかやな。私と皆と稽古場とみたいな内容になっちまった。まあ自分をガンガン押してくるブログ書いてた人もいたからいっか。




せっかくだから全体のハードルも上げとこ。


そんなおもしろい人たちが作るから絶対おもしろくなると思います!予感がします!稽古場は活気に溢れております!『アルプスとリビング』観に来て下さい!


3回も宣伝してやったぜ




さて、こんなめちゃんこ長ったらしいうざったい駄文に付き合って下さった貴方様に敬意を表しましてこのあたりで筆を置きたいと思います。お疲れ様でした。おやすみなさい。



日付変わっちゃってごめんなさい
頭がキレないんで書くのも遅いんです
勘弁してくだせえ

とんでもなく長えな…次あれば控えます…




『アルプスとリビング』予約フォーム(箕西扱い)
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
http://ticket.corich.jp/apply/89971/009/

ザザザッとしれっと。/ 柴田

 

はじめまして。早稲田大学演劇倶楽部第32期新人企画公演に出演させていただきます、劇団木霊という演劇サークルからやってきました、柴田大河です。

 

ホントは劇団木霊の紹介をしようかとも思ったんですが、主旨にそれる気がしたのでやめます。気になった人は「劇団木霊」で検索してみてください。

 

他劇団のトップバッターということで、若干の緊張があります。何書けばいいんだろう。

 

実は僕は大学1年(もう終わるけど)で、まだ18歳なんです。公演が終わる日でさえ19歳にならないんです。つまり最年少です。唯一の18歳なんです。みんなより若いと思うとちょっといい気持ちになりますね。

最年少がやることの1つは「若さでにぎやかすこと」だと勝手に思ってるんですが、僕がしつこいくらいにやるにぎやかしとして、

『伊藤鴎のジャンプ力の低さをことごとくバカにする』

というのがあります。

 

いやー、ほんともうね、皆さんに見てもらいたいですよ。低い。飛んでない。膝曲がってない。

この公演のどこかになんとかしてぶち込もうと(僕だけ)躍起になっています。

 

ほんとは、生き埋めにされても仕方ないくらいバカにしてるんですけど、優しい鴎はなんやかんで許しています。腹の中まではわかりませんが。ごめんね、鴎。だが私はやり続ける。

 

優しいって難しいですよね。誰にとって、何とって、何が、どう、優しいのか。そもそも優しいってなんなのか。とても曖昧だと思います。

 

最近自分の中でよく思うようになったことで、各人の悩みや苦しみってのは、各人の周囲の環境や経験からおこるものだから、他人は共感し得ても同感はできない。というものがあります。

例えば、友達に悩みを相談された時に、その友達の感情を推測し自分だったらこうするとか、そういうのが浮かんでくるとします。でもそれは、あくまで、友達の言葉から情報を得た上での自分の考え方での、答えでしかなくて、友達を無視してる気がしてならないのです。自分はその友達の経験を体験できるわけじゃないから。文字にする時に取りこぼしてるものって絶対あるから。

 

そう思うと、なんか、相談されることがちょっと難しくなったし、なにより自分が相談出来なくなりました。かえって生きづらい人生になっちゃったんですけど、自分で自分の首を絞めながら歩くのも悪くないなって思います。マゾ的ですね。山を登るのもそんな感じなのでしょうか。3、4回しか登山経験がないので、何も語れないし、語っちゃいけないと思うんですけど。

 

自分で書いといてなかなかの内容のなさですね。これを遡って見られないことを願います。

 

さてそんな僕が山に登るアルプスとリビング、ぜひ見に来てください!!(宣伝下手かよ)

 

実は、同時期に僕が所属する劇団木霊でも公演あります…そちらに関しては「劇団木霊」で検索してみてください…

 

アルプスとリビングの予約フォームです!

http://ticket.corich.jp/apply/89971/007/  (柴田大河扱い)