『アルプスとリビング』

早稲田大学演劇倶楽部第32期新人企画

ヒーロー見参/小原


こんばんは、小原春日です。劇団くるめるシアターに入っています。



今猛烈に寂しい気持ちに襲われています。

卒業とか、桜が咲き始めたり、新しい人たちと出会ったり。もうすぐ春なんだなぁというかんじ。

少しずつ歩みを進めている感覚。ゴールを迎えてしまう感覚。大人になっていくっていう感覚?っていうのが僕はまだ全然怖くて。そんなに急がなくてもいいじゃない ゆっくり進めば、と頑張ってはみるけれどでも絶対にいつかは通らなきゃいけないその道が鮮明に今日見えてしまって、、もう本当に怖いし寂しいし。


その、多分いろんなものを手に入れてるんです僕らは、日々。それは多分めちゃくちゃ恵まれてるし、幸せなことなんだろうな

けど欲張りだから、今ここにあるもの何も失いたくない!って思っちゃうこと時々あるんですよ。嘘、よくあるんですよ、いつも思ってるんですよ。

あの出会いが僕を変えた、じゃなくて、あの出会いを永遠に引き伸ばしたいの!!



っていう。ことを考えてます今日は。

この「アルプスとリビング」もあと5日で終わりです。分からないけど、お客さんから見ても、この劇に登場する人達との別れは辛いんじゃないかな?出会ったあの瞬間のことを忘れられずにはいられない、みたいな?ことになればいいな?

 僕らももうすぐ彼らと別れなきゃなりません。くそ、悔しいなぁ。かといって永遠に稽古すんのも嫌だしな。


でもいつか彼らが、僕が辛い時や悲しい時や泣きそうな時に、励ましたり 後押ししたり こけさせたり 前を向かせてくれたりするかもな

もう戻れないところに彼らを置いていきますので、ぜひ観に来てください。きっと愛くるしいはずです。



最後に僕の好きな卓球漫画「ピンポン」の主人公ペコが親友に送った、最高に熱い言葉をどうぞ



心の中で3回唱え、

ヒーロー見参

ヒーロー見参

ヒーロー見参

そしたらおいらがやってくる。

ピンポン星からやってくる!!


はい カッコいい