なぐりなぐり/鈴木
稽古場ブログ、なんてどういう感じで書けばいいかわからないし、誰がいつ読んでるかわからないし、どーしよっかなーと思ったのですが、一人目のひとがさぐりさぐり書いたなら、わたしはなぐりなぐり書こうと思います。
なぐり、というのは舞台美術を作るときの工具で、まあ、簡単に言うとトンカチなんですけど(そうだと理解しています)、殴る、撲る、よりも「なぐり」っていうと、おんなのこの名前みたいでかわいいですよね。
たぶん、なぐりちゃんは大阪生まれの東京育ちですね。それで、どちらかというと明るくて、賢くて、おともだちが多くて、でも実は人見知りですね。きっと。たまに関西弁使っちゃうところがかわいいですよね。
はい。
殴り書きしすぎました。
といっても、公演と関係あること、はなかなか思いつかないし、あの役者さんは稽古場ではあんな感じで、こんなことをしてたよ!という報告も特にないです。みんなふつうのひとです。ふつうに優しくてわいわいするひとたちです。
んー、そうですね、この間稽古場で「ベルマーク」っていうワードがふと出たんですよ。わたしは瞬間的に出た「ベルマーク」がちょっとおもしろくて、くすっとなってしまったんですけど、それで、思ったんですね、
わたしはベルマークを駅のごみ箱に捨てるようなやつになってしまった。
いや、別にベルマークを捨てるひとを非難したいのではなくて、別にあなたがベルマークを捨てるかどうかなんてどうでもよくて、ただ、ああ、ベルマーク捨ててるなわたし、と気づいたわけです。
朝、寝坊して、朝ごはんにファミリーマートでおにぎり買って、食べて、駅でゴミを捨てる。包装に付いてるベルマークも一緒に。そういう妙なところだけおとなになってしまったわけです。
小学生の頃はベルマークをきれいに切り取って、台所の引き出しにしまって、25日に封筒に入れて学校に持っていってたのになあ。クラスで一番多く持ってる日は嬉しかったのになあ。
変なところだけおとなになって、寝坊してしまうやつ、あーあ、やんなっちゃう!
なんてね、稽古帰りの電車でおもいました。だからどうということもなく。
とりあえずひとを殴るのはよくないですね。
今日の稽古場は平和でした。
うん。
なぐりなぐり。
ブログ2人目、エンクラ32期のすずきかおでした。
(ごく個人的なあれなんですけど、演劇倶楽部の先輩方の新人公演はだいたい稽古場ブログがあって、32期の私たちはバタバタして、ブログを作るところまでできなかったので、新人企画でこうしてブログを書けるの、とても嬉しいです。きっと後輩が検索して探して読んでくれるんだろうなあ、ね!)